江間忠ホールディングス
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木と暮らしの研究室は、木材を通して住宅や居住環境を見つめ、より快適で安全な暮らしをサポートできる仕組みや商品を開発し、江間忠グループ各社を通じてお客様にご提案しています。これまでの主な取組みや成果は以下のとおりです。
国及び各自治体による国産材・地域産材の奨励等もあり、今後の非住宅木造建築物の中・大規模化、または中高層化は進展していくことが予想されます。このような状況を踏まえ、当研究室は独自の薬剤及び先進的・新規性のある技術による不燃木材の開発を行っています。
これまでの市販されている接合金物は使用できる材が限られていました。特に無垢材の柱には背割りがあり安定した応力を出現させることが困難なため、一般的には使用されませんでした。当研究室で開発した金物は、木材の乾燥による変形と特質に配慮した設計となっていますので、背割り付きの柱・無垢の梁に安心して使うことが出来ます。更に、「後打ちピンがいらない」という画期的な施工方法のため、一度ご利用いただいたお客様の多くがリピーターになって頂いています。
木材を格子状に組み、交点の部分にエネルギー吸収粘弾性体を挿入すると交点のそれぞれに力が分散するため、比較的小さな材でも十分な剛性を発揮することが出来ます。この方法を用い、比較的安価でしかも性能の高い制震材の開発を行っています。
木材は異方性のある素材で、特に強いのは繊維方向です。繊維方向であれば杉材でも板目のヒノキ材の3倍程度の強度があります。これを直交合板のように繊維方向を直交させて創り上げました。めり込み強度が強いため、土台などの横架材用途に適しています。
断面の大きなスギ材の乾燥は極めて困難です。表面が乾燥していても内部の含水率は50%以上となっている場合も少なくありません。そこでスギを薄板(厚さ=50mm)にして内部まで十分に乾燥させ、それを貼り合わせて梁材としました。乾燥が完全なため形状安定性に優れており、割れ・ねじれ等の発生が極めて少ない材を作ることができました。
昨今、国や各自治体が国産材・地域産材の使用を奨励する各種施策を打ち出すなど、国産材が見直されてきています。当研究室では、前述の「スギ直交集成構造用材」や「スギ3枚貼り合わせ梁材」など、今まで使用されなかったり、使用頻度の低かった分野でご使用いただけるよう、国産材に関する研究・開発を行っています。
江間忠グループ各社からの依頼に基づき、各種試験等の実施および収集データの解析業務を行っています。
木材に関する新技術の調査・研究を実施すると共に、お客様やマーケットの中長期的なニーズを先取りした新商品の開発を行っています。
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